公開日 2025年06月24日
島根大学生物資源科学部の山口陽子助教は、海洋スカベンジャー（腐肉食性の生物の総称）のヌタウナギの成長効率や寿命を世界で初めて解明しました。１年半に及ぶ長期飼育実験により、ヌタウナギが50年近く生きることや、エサの消化に関する独特の行動パターンを明らかにしました。こうした情報は、将来的に持続可能な漁業を実現し、海洋生態系を保全する上できわめて重要です。
詳細はこちら → 報道発表[PDF：755KB]
今回の研究成果は、次の論文として公表されています。
Yoko Yamaguchi (2025) Growth, feeding, and age of the inshore hagfish, Eptatretus burgeri. Zoological Science 42: 299-308.
https://doi.org/10.2108/zs240097
参考リンク（「持続可能な開発目標（SDGs）」に対する本学の取り組み）
/introduction/policy/sdgs_files/14/14_6.pdf
（生物の環境適応能力のしくみを探る：海で生きるということ）
関連記事
?生物資源科学部 山口陽子助教、吉田真明准教授らの共同研究グループは、ヌタウナギの研究から、生存に不可欠な後葉ホルモン系の成り立ちについて、新たな仮説を提唱しました
?生物資源科学部の教員3名が学長へ受賞報告を行いました
?山口陽子特任助教が平成30年度花王科学奨励賞を受賞しました
お問い合わせ
生物資源科学部
TEL：0852-32-6493