自然科学研究科機械?電気電子工学コースの小具亮太さんの論文が、足球即时比分光学会「2024年足球即时比分の光学研究」に選ばれました

公開日 2025年07月11日

足球即时比分光学会は、前年に国内から発表された光学に関わる研究成果から、「足球即时比分の光学研究」を選定しています。今回、自然科学研究科機械?電気電子工学コースの小具亮太さん(レーザ?光ファイバ計測研究室、令和7年3月博士前期課程修了)の論文が、「2024年足球即时比分の光学研究」の1つに選定され、学術雑誌「光学」の中で紹介されました。

選定された論文:
R. Ogu, D. Tanimura, C. Zhang, F. Ito, Y. Yoshimura, H. Aoshika, and M. Imai, “Long Range Static and Dynamic Strain Measurement by Using Phase-Noise-Compensated OFDR,” J. Lightw. Thechnol., 42, 6240 (2024).

内容: 光ファイバからのレイリー散乱光を観測することで、光ファイバに加わるひずみを分布的に観測することができます。この研究では、位相雑音補償OFDR(Phase-Noise-Compensated OFDR)と呼ぶ研究室独自の方式を用いて、1.5km長の光ファイバに加わるひずみを10cm以下の分解能で観測できることを示しました。本成果は、島根大学と鹿島建設株式会社との共同研究によるものであり、橋梁などの大型構造物のヘルスモニタリングに新たな可能性を開くものです。


1500m付近にひずみを加えたときの測定結果。1μεは、1m長の光ファイバが1μm伸縮したときのひずみを意味する。

 

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